若者は婚活でも就活でも「三高」より「四低」がいい?

1980~2010年代に適齢期だった世代(いわゆるバブル世代や団塊ジュニア世代)にとって「三高」という言葉はなじみが深いのではないでしょうか。つまり結婚するなら、「学歴が高い、年収が高い、背が高い」三高の男性が理想的だ、という希望(価値観)が一般的だったからです。(もちろん、そうした価値観をもっている人がいなくなったわけではないものの)その後に出現した「三平」「四低」という男性の理想像に関する価値観についても、知っておいたほうがいいでしょう。

なぜなら、実はこの価値観、「就活」の際の理想の企業像にも当てはまるからです。
まず「三高」を企業としてみると、「有名な、年収が高い、かっこいい企業」と捉えられます。
次に「三平」、これは婚活市場では「平均的な年収・平凡な外見・平穏な性格」を指します。(いわば「ふつうが一番いい」ということですね)。これを企業に例えると「平均的な年収で中堅の雰囲気が良い会社」と捉えられます。

しかし、「ふつうが一番むずかしい」時代下で言われる「四低」とは、「低姿勢・低依存・低リスク・低燃費」の男性を指します。

これを企業としてみると、「いばらない(フラットな)企業、束縛しない(副業OK)の企業、倒産しない企業、労働時間の少ない企業」と捉えられます。
以上をまとめたのが下表です。

この表を見ると、今の若者のほうが、「スペック」より「中身」を重視し、そして、「自分に対する接し方」に重きをおいていることが分かります。

つまり、知名度や給与が高い大企業だから良い人材が採用でき、かつ定着するとは限らないのです。

(「今どきの若い人は大企業でも平気で辞めるんですよ(信じられないでしょ)」と最近、ある人材コンサルタントの方から言われたのが印象的でした。実は、私も17年前に大企業を辞めて(従業員数が10分の1以下で、年収も下がる)中小企業に嬉々として転職した人の1人だからです。年齢が上の人ほど、今も昔も「どうして辞めたの!?」と不思議がるものです。)

逆に、うちは給与が低いから…知名度が低いから…とはなから良い人材を採用することを諦めてしまっている企業こそ、チャンスです。「中身」を磨き、良い人材の採用を目指しましょう。